札幌市域を緑の帯で包む「環状グリーンベルト構想」拠点の一つとして計画された総合公 園。1982年(昭和57年)着工後、1988年に彫刻家イサム・ノグチが作成したマスタープ ランにより再スタートし、2005年にグランドオープンした。「公園全体が彫刻である」と いうコンセプトのもと、広大な敷地に幾何学形を基本にした山や遊び場、水の広場が整然 と配置されて自然と芸術が融合した公園が完成した。公園内にはテニスコート、野球場、 陸上競技場などスポーツ施設があり、冬には歩くスキーやスキー、ソリ遊びなどを楽しむ こともできる。また本公園はごみ処理場跡地を公園化したことや雪を活用した冷房システ ムを取り入れるなど、自然環境に配慮した公園でもある。

クライアント:札幌市​
所在地: 札幌市東区モエレ沼公園
敷地面積:約 188.8 ha(河川水面を含めて)
設計・施工:1988年~2005年
運営:札幌市公園緑化協会
建築設計:アーキテクト・ファイブ
施工:複数社